祖母が他界しました
大正12年10月生まれなので99歳でした
大病を患うことなく老衰で穏やかに死を迎えたようで、肌艶も驚くほどよかったです
これを機に、始めて祖母のアルバムを開いてみました
若い頃の祖母は、和装の中でひとり洋装だったりと、なかなかのハイカラぶり
私の知らない祖母は思った以上に前衛的だったのかも…
結婚相手も仕事も自由に選べない時代に生まれていなかったら、きっと全く違う人生を歩んでいただろう
耐え忍び、ただコツコツと毎日を懸命に生きてきた祖母は、日本のアモールファティそのものだったのでは…と今、思います
私がやることに何ひとつ口出しせず、やりたいようにやらせてくれた祖母
それはきっと、新しい日本、新しい時代をつくってほしいという無意識の願いだったのかもしれません
母よりも祖母との時間が長く、祖母が育ててくれたと言っても過言ではなく
ピアノの発表会の服から普段着までお手製の服をつくって着せてくれ、実家を出てからは決まって年末に小包を送ってくれました
いつもいつも見守っていてくれた祖母
他界した今も変わらず見守ってくれているように感じますが、でもやっぱり、肉体は仮初の姿だと分かっていても寂しさは募るものですね
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